為強化城市防災韌性並精進消防應變作為,基隆市政府於12月中旬由秘書長方定安率隊,與消防局長游家懿、國立臺灣海洋大學顧承宇特聘教授兼副校長顧承宇教授,劉芷妤教授及多位消防與防災專業人員,前往日本福岡縣及周邊地區,進行防災與消防制度的專題參訪交流。這次行程主要在於地方政府防災治理、消防廣域化整合、指揮管制系統,以及災害應變等實務經驗,作為精進本市防災政策的參考
參訪團首先拜會福岡縣大川市役所與大川市議會,就地方自治體在防災政策推動、社區防災組織建構及災害應變等議題進行交流。大川市長江藤義行(えとう よしゆき)對基隆市到訪表達誠摯歡迎,並分享城市治理經驗,說明透過制度化訓練與民眾參與,建立地方政府與社區共同因應災害的運作模式。
大川市議會副議長平木一朗(ひらき いちろう)表示,長年來致力於促進日本與台灣的友好交流,歡迎基隆市訪問大川市,期盼透過此次參訪,在防災與消防工作上可以有彼此可以精進的地方。
在消防及防災的實務方面,參訪團前往大川消防署、久留米廣域消防本部,實地了解日本在消防廣域化的組織運作與救災協調機制。消防單位指出,在跨行政區整合下,透過人力、車輛與專業資源分享,可以有效提升大規模災害與多點事故的應變能力,對於都會型及區域型災害應變具有參考價值。
同時亦參訪國土交通省九州地方整備局筑後川河川事務所,由所長塚原隆夫(つかはら たかお)親自接待,詳細介紹日本推動「流域治水」的政策理念與實務作法。透過長期且持續的投入,如同「石上三年」般累積制度與技術能量,將河川治理、土地利用、防災資訊共享及跨機關合作整合推進,有效降低洪水風險,並兼顧「減災」與「防災」目標,為因應近年頻發的極端降雨與河川治理課題,提供了極具參考價值的實務經驗。
在佐賀廣域消防署及高機能消防指令中心的參訪中,實地觀摩高機能指令系統,了解在多線報案受理、即時影像整合與跨單位調度上的運作模式。指令中心可以在大規模災害發生時維持穩定指揮效能,展現消防數位化與指揮科技的發展成果。此外,佐賀廣域消防局建置的「防災學習廣場」,從2021年開幕啟用,引進許多有趣且具互動性的防災宣導體驗學習項目深化民眾防災意識。
本次行程由大川市役所、大川市議會與大川青年會議所促成,大川青年會議所田中勝寛(たなか かつひろ)OB會長以及JC成員岡琢麿(おか たくまろ)先生等各位會員的鼎力相助。日本大川青年會議所與基隆國際青年商會維持約半世紀的深厚情誼。
基隆市青商會前會長,同時也是基隆市產業安全消防防災協會理事長周本逢說,感謝大川市各界好朋友們的熱情協助,讓基隆市有機會得以更深入理解日本在防災與消防工作的制度設計與實務作法,讓這次的訪問收穫滿滿。
消防局長游家懿感謝日本大川市及基隆青商會的周到安排,參訪過程中對於極端氣候對社會帶來的影響有更深刻的體認。秘書長方定安指出,藉由參訪活動不僅促進基隆市與大川市之間的友好城市關係,赴日所汲取的制度理念與實務經驗,納入本市防災政策、消防訓練與跨局處演練規劃參考,持續強化整體防災量能,打造更安全、更具韌性的城市。
都市の防災レジリエンスの強化および消防対応力の向上を目的として、基隆市政府は12月中旬、方定安秘書長を団長に、游家懿消防局長、国立台湾海洋大学の顧承宇特聘教授(副学長)、劉芷妤教授をはじめ、消防・防災分野の専門人材とともに、日本・福岡県および周辺地域を訪問し、防災・消防制度に関する専門的な視察交流を実施しました。
本訪問では、地方自治体における防災ガバナンス、消防の広域化統合、指揮管制システム、災害対応の実務運用などを重点的に視察し、今後の基隆市の防災政策高度化の参考とすることを目的としています。
視察団はまず、福岡県大川市役所および大川市議会を訪問し、地方自治体における防災政策の推進、地域防災組織の構築、災害対応体制等について意見交換を行いました。大川市長の江藤義行(えとう よしゆき)氏は、基隆市一行の来訪を心より歓迎するとともに、制度化された訓練と市民参加を通じ、自治体と地域社会が一体となって災害に対応する仕組みづくりについて、市政運営の経験を共有しました。
また、大川市議会副議長の平木一朗(ひらき いちろう)氏は、長年にわたり日本と台湾の友好交流の促進に尽力してきたことに触れ、基隆市の訪問を歓迎するとともに、今回の交流を通じて、防災・消防分野において相互に学び合い、さらなる発展につながることへの期待を述べました。
消防・防災の実務面では、大川消防署および久留米広域消防本部を訪問し、日本における消防広域化の組織運営や災害対応時の連携調整体制について視察を行いました。消防関係者からは、行政区域を越えた人員、車両、専門資源の共有により、大規模災害や多発事故への対応力が大きく向上するとの説明があり、都市型・広域型災害対応において極めて示唆に富む内容でした。
さらに、国土交通省九州地方整備局筑後川河川事務所を訪問し、塚原隆夫(つかはら たかお)所長より、「流域治水」の政策理念および具体的な取り組みについて説明を受けました。河川整備、土地利用、防災情報の共有、関係機関の連携を一体的に進める日本の実務は、「石の上にも三年」の言葉どおり、長年にわたる継続的な努力と積み重ねによって培われたものであり、近年頻発する極端降雨への対応において、減災と防災の両立を図る上で大いに参考となるものでした。
佐賀広域消防署および高機能消防指令センターの視察では、高度化された指令システムを実際に見学し、多重通報への対応、リアルタイム映像の統合、関係機関との広域的な指揮調整の運用について理解を深めました。同センターは、大規模災害発生時においても安定した指揮機能を維持できる体制を整えており、日本における消防のデジタル化・指揮技術の成果を示すものでした。また、2021年に開設された佐賀広域消防局の防災学習広場では、体験型・参加型の防災啓発プログラムを通じ、市民の防災意識向上に取り組む先進的な事例を視察しました。
本訪問は、大川市役所、大川市議会および大川青年会議所の協力により実現したもので、大川青年会議所の田中勝寛シニアクラブ会長をはじめとする、大川JCシニアクラブの岡琢麿(おか たくまろ)氏とみなさまの多大な支援を受けました。日本・大川青年会議所と基隆国際青年商会は、約半世紀にわたる深い友好関係を築いています。
基隆国際青年商会前会長であり、基隆市産業安全消防防災協会理事長の周本逢氏は、大川市関係者の温かい支援に感謝するとともに、日本における防災・消防制度の設計思想と実務運用を深く学ぶ貴重な機会となったと述べました。
游家懿消防局長は、大川市および基隆青年商会による行き届いた受け入れに感謝の意を表し、極端気象が社会に及ぼす影響について、より一層の認識を深めることができたと述べました。方定安秘書長は、今回の訪問を通じて、基隆市と大川市の友好都市関係がさらに深化しただけでなく、日本で得られた制度理念や実務経験を、今後の基隆市の防災政策、消防訓練、部局横断型演習に反映させ、都市全体の防災対応力を継続的に強化し、より安全でレジリエントな都市づくりを進めていく考えを示しました。

